■『シギント~最強のインテリジェンス』(著書紹介) 2024年4月1日出版 本邦初のシギント入門書です。 世界最強のシギント機関NSA、そして世界最強のシギント機構KUSA同盟について、解説しました。江崎道朗先生との対談を本にしたもので、専門家でなくても分かるように、ポイントを絞って、且つNSAの全体像がイメージできるように易しく書いた積りです。 |
ニュース ★(2024年9月24日)トピックスに「トランプ前大統領狙撃事件とSS警護の課題:9月改訂版」を掲載。 ★(2024年9月20日)トピックスに「トランシーバー爆弾を使った対ヒズボラ二次攻撃9月18日」を掲載 ★(2024年9月18日)トピックスに「ポケベル爆弾を使った対ヒズボラ攻撃9月17日」を掲載しました。 ★(2024年9月13日)トピックスに「APT26余話:米国人事管理局へのサイバー攻撃2015年」を掲載。 ★(2024年9月11日)トピックスに「中国ハッカー集団APT26メンバーの起訴2018年」を掲載。 ★(2024年9月9日)トピックスに「中国ハッカー集団APT10メンバーの起訴2018年」を掲載。 ★(2024年9月4日)トピックスに「FBIによる行政通信傍受はシギントではない??!!」を掲載。 ★(2024年9月2日)<サイバー防衛シンポジウム熱海2024>で基調講演の講演資料PDF「NSA/UKUSA諸機関とサイバーセキュリティ」を「講演・口頭発表等」欄に掲載しました。 ★(2024年9月2日)トピックスに「サイバー安全保障・政府有識者会議の事務局資料の重大な誤り(行政通信傍受資料の捜査利用等に関して)」を掲載しました。 ★(2024年9月2日)トピックスに「サイバー安全保障・政府有識者会議の有識者の重大な事実誤認 (FBIによる通信傍受について)」を掲載しました。 |
■ 研究室の目的
本当のインテリジェンスを研究して発信します。
・ 本当のインテリジェンスとは?
インテリジェンスとは、端的に言えば、国際政治の重要な構成要素、国家安全保障の一環であり、国益を賭けた闘いです。
国際政治・国際関係とは、美しい建前の規範的関係ではなく、国益と国益がぶつかり合う闘いの場です。インテリジェンスはその国際政治の最前線です。インテリジェンスの実態を知ることによって、国益と国益がぶつかり合う国際政治のナマナマしい現実を理解し実感して、リアリズムに基づく世界の見方や考え方を身に付けることができます。
・ インテリジェンスンス研究の重点
本当のインテリジェンスを理解するには、歴史的視点と国家安全保障に対する脅威の視点、そして方法論・組織論が重要です。
先ず、現代インテリジェンスは、20世紀の抗争の国際政治の中で発展した歴史的産物ですから、20世紀の「世界の構造」の展開と関連づけて理解する、即ち歴史的視点が必要です。同時にその際、一国の国家安全保障に対して如何なる脅威があったのかの視点も重要です。次に、インテリジェンスの実際、即ち、ヒューミント、シギント、イミント、マシントを知ること、即ち方法論・組織論の視点が重要です。
実は、欧米ではこの歴史的視点と方法論・組織論の視点は、インテリジェンス学徒にとっては常識なので、ことさら強調する必要はないのですが、我が国では、多くの学徒に欠落した視点ですので、強調する必要があります。
■ 自己紹介(茂田忠良)
ヒューミント、シギント、イミントのインテリジェンス主要三分野を現場で経験した実務家です。
公務員として警察、外務、防衛、内閣官房で勤務し、日本型のヒューミント、シギント、イミントを経験しました。これらの経験と渉外業務を通じて、世界標準のインテリジェンスとは如何なるものか、学ぶことができました。世界標準のインテリジェンスについて、我が国のインテリジェンスリテラシー向上に貢献したいと考えています。
但し、公務員としての守秘義務を守らなければなりません。実務を通じて得た知識や体験、秘密を語る訳にはいきません。そこで、公知の事実、政府の公表資料、政府の情報開示資料、他国政府の漏洩情報資料、報道など誰でもアクセス可能な情報資料を基に、実務家の経験を踏まえて解釈し、インテリジェンスの実態、本質を研究して提示して行きたいと考えています。