目的と自己紹介

ニュース
★(2025年11月14日)著作欄に「オリンピックとシギント~2004年アテネ・オリンピックを巡る米国国家安全保障庁の取組~」(治安フォーラム2016年7月号)を掲載しました。NSAは、アテネ・オリンピックのテロ対策で、ギリシャ政府の了解を得て、同国通信システムの傍受態勢を構築しました。ところが、オリンピック終了後も、その能力を利用してギリシャ国内通信を傍受していたところ、それが露見した顛末を論述しました。
★(2025年11月14日)著作欄に「米国のセキュリティ・クリアランスと背景調査」(2023年9月警察政策学会シンポジウム講演録)を掲載しました。少し古い講演録ですが、御関心があれば御覧下さい。
★(2025年11月1日)トピックスに米国務省員が国防情報漏洩罪で有罪~中国によるオンライン・リクルート~」を掲載しました。
★(2025年11月1日)トピックスに警察の責務と熊の駆除を掲載しました。
★(2025年10月28日)トピックスに公安調査庁による民間情報の利用を掲載しました。
★(2025年9月17日)トピックスにXKeyscore(エックスキースコア)(1)概要XKeyscore(エックスキースコア)(2)活用事例を掲載しました。
★ 2025年9月11日の国民民主党の勉強会におけるプレゼン資料、「スパイ防止に必要な法律・制度」、同「参考資料」を掲載しました。事務局長である橋本幹彦議員がno+eで講師名などの情報を開示していますので、説明資料を掲載します。
★(2025年9月6日)トピックスに神戸女性殺人事件の背景:検察と裁判所の病理を掲載しました。
★(2025年9月2日)トピックスに大川原化工機事件の背景に潜む課題を掲示しました。
★(8月31日)トピックスにペレス・イスラエル外相(当時)の言葉:『我々は孤独だ』」掲示。
★(8月6日)講演資料「FBIの調査手法・捜査手法」PPT資料PDFを掲示しています。米国FBIが通信傍受を始め広汎な情報収集力を駆使している状況を説明しています。
★(8月3日)講演資料「日本のインテリジェンス強化について」PPT資料PDFを掲示しました。
★(8月2日)トッピクスにNSAの収集態勢と協力する企業・国々を掲示しました。

■ 研究室の目的

 本当のインテリジェンスを研究して発信します。
・ 本当のインテリジェンスとは?
 インテリジェンスとは、端的に言えば、国際政治の重要な構成要素、国家安全保障の一環であり、国益を賭けた闘いです。
 国際政治・国際関係とは、美しい建前の規範的関係ではなく、国益と国益がぶつかり合う闘いの場です。インテリジェンスはその国際政治の最前線です。インテリジェンスの実態を知ることによって、国益と国益がぶつかり合う国際政治のナマナマしい現実を理解し実感して、リアリズムに基づく世界の見方や考え方を身に付けることができます。
・ インテリジェンスンス研究の重点
 本当のインテリジェンスを理解するには、歴史的視点と国家安全保障に対する脅威の視点、そして方法論・組織論が重要です。
 先ず、現代インテリジェンスは、20世紀の抗争の国際政治の中で発展した歴史的産物ですから、20世紀の「世界の構造」の展開と関連づけて理解する、即ち歴史的視点が必要です。同時にその際、一国の国家安全保障に対して如何なる脅威があったのかの視点も重要です。次に、インテリジェンスの実際、即ち、ヒューミント、シギント、イミント、マシントを知ること、即ち方法論・組織論の視点が重要です。
 実は、欧米ではこの歴史的視点と方法論・組織論の視点は、インテリジェンス学徒にとっては常識なので、ことさら強調する必要はないのですが、我が国では、多くの学徒に欠落した視点ですので、強調する必要があります。

■ 自己紹介(茂田忠良)

 ヒューミント、シギント、イミントのインテリジェンス主要三分野を現場で経験した実務家です。
 公務員として警察、外務、防衛、内閣官房で勤務し、日本型のヒューミント、シギント、イミントを経験しました。これらの経験と渉外業務を通じて、世界標準のインテリジェンスとは如何なるものか、学ぶことができました。世界標準のインテリジェンスについて、我が国のインテリジェンスリテラシー向上に貢献したいと考えています。 
 但し、公務員としての守秘義務を守らなければなりません。実務を通じて得た知識や体験、秘密を語る訳にはいきません。そこで、公知の事実、政府の公表資料、政府の情報開示資料、他国政府の漏洩情報資料、報道など誰でもアクセス可能な情報資料を基に、実務家の経験を踏まえて解釈し、インテリジェンスの実態、本質を研究して提示して行きたいと考えています。

■ 学歴

■ 主な職歴

■ 主な研究領域

■ 所属学会

■ 賞罰

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