APT26余話:米国人事管理局へのサイバー攻撃2015年
先日、中国のハッカー集団APT26(別名タービン・パンダ等)のメンバーの2018年の起訴について記載しました。ところで、APT26(江蘇省国家安全局傘下)は、起訴はされていないものの、2015年迄に米国人事管理局のシス…
先日、中国のハッカー集団APT26(別名タービン・パンダ等)のメンバーの2018年の起訴について記載しました。ところで、APT26(江蘇省国家安全局傘下)は、起訴はされていないものの、2015年迄に米国人事管理局のシス…
先日、中国のハッカー集団APT10(別名:ストーン・パンダ等)のメンバー2名の起訴を取り上げましたが、今回は、同じくAPT26(別名:タービン・パンダ等)を取り上げます。米国司法省は、2018年10月に江蘇省国家安全局…
我が国では最近、経済安全保障に関心が高まっています。他方、中国は、世界に屹立する国家、スーパーパワーを目指して邁進していますが、その一環として、従来から違法な経済スパイ活動を行ってきました。今回は、少し古い事件ですが、…
同じ法令に基づき、同じ傍受システムを使い、且つ、同様のデータを収集していても、NSAとCIAの実施する行政通信傍受はインテリジェス活動たるシギント活動、FBIの実施する行政通信傍受は、インテリジェス活動ではあるがシギン…
サイバー安全保障に関しては本年6月、内閣官房に「サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議」が設置され検討が進められており、その会議の状況は内閣官房のウェブサイトで公開されています。 そこで、公開されて…
(1)サイバー安全保障に関しては本年6月、内閣官房に「サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議」が設置され検討が進められています。その会議の状況は内閣官房のウェブサイトで公開されています。 そこで、公開…
漸く7月21日(日本時刻22日)に、バイデン大統領が、米大統領選から撤退しました。これ自体はインテリジェンスの研究対象ではありませんが、撤退の経緯を見ると、インテリジェンス理解にとって重要な教訓が得られます。 それは孫…
2024年7月13日、トランプ前米大統領は、ペンシルベニア州における選挙集会で、演説中に狙撃され負傷しましたが軽傷で済みました。狙撃後のシークレットサービスの対応は、訓練通りの優れたのものでしたが、他方、狙撃前の警護措…
NSAのシギントデータの収集でも、NSAの宝冠とも呼ばれる「特別資料源作戦」(民間事業者の協力を得て行うデータ収集)の中でも、最重要の「プリズム」計画について説明します。少ない費用で効果抜群のシステムです。主として20…
『産経新聞』2024年4月28日付「サイバーでも反撃できない日本」で、大澤淳氏は、我が国の「能動的サイバー防御」で議論されている、「サイバー脅威に対して国外で対抗措置をとる行為」(未然に攻撃者のサーバー等に侵入し無害化…